洋の東西を問わず、いまどきのシニアは若い

大みそかにテレビをつけたら、たまたま「N響”第9”演奏会」が目に入りました。NHK交響楽団による、ベートーヴェンの交響曲第9番の演奏です。紅白などそっちのけで、思わず見入ってしまいました。
私が特に着目したのは、指揮者のクリストフ・エッシェンバッハです。きびきびした指揮ぶりが印象に残りました。興味を持ったので、どんな指揮者なのかを調べてみたところ、なんと1940年生まれの77歳。指揮の様子からは、年齢を全く感じさせません。指揮者は高齢になるとテンポが遅くなりがちですが、エッシェンバッハの指揮にはそのような傾向はありませんでした。
エッシェンバッハの年齢を知って思い出したのが、私の知人で同じ1940年生まれのMさんです。Mさんは大学の名誉教授で、77歳の現在でもNPOを主宰し、研究会や講習会などを開催しています。他の研究会にコメンテイターとして招待されることもよくあり、共通の知人と「M先生は若いですね」と話題にすることもしばしばです。
私が子供の頃は、77歳といえばかなりのお年寄りでした。ところが今の高齢者は、20−30年くらい前の高齢者に比べると心身とも若いといわれています。エッシェンバッハの指揮を見て、いまどきのシニアは洋の東西を問わず若い、と実感しました。